どうも‼カニコロです(^▽^)
書籍 嫌われる勇気
今回は第2章をまとめていきます。
第2章 すべての悩みは対人関係
「人間の悩みは、すべて対人関係の悩みである」
これは、アドラー心理学の根底に流れる概念です。
この世界から、対人関係が無くなってしまえば、それこそ宇宙にただ1人です。
他人がいなくなってしまえば、あらゆる悩みも消え去ってしまうでしょう‼
ではまた(@^^)/~~~
なんて、恐ろしい話で終わらないですが(笑)
当然、他人の存在が当たり前で、消し去ってしまうなど原理的にあり得ないので、宇宙に1人で存在することは成立しない前提で話を進めます。
対人関係の悩みについて理解するには
「劣等感」「人生のタスク(課題)」
この2つを理解することが大切です。
その前に、まず伝えたいことは「孤独」を感じたことがある。または、感じているという人がいると思います。
そもそもですが、孤独を感じることは、あなたが1人だからではないのですよ。
えっ⁉と思うかもしれませんが、これがアドラーの考え方です。
あなたをとりまく他者、社会、共同体があって、そこから疎外されていると実感するからこそ、孤独を感じるのです。
つまり、孤独を感じるにも、他者を必要とするのです‼
なるほどな‼と思いませんか?
だからこそ
「人間の悩みは、すべて対人関係の悩みである」
と、断言しているのです‼
2章では、この「対人関係」について話しています。
まず「劣等感」
この言葉は皆様ご存じかと思います。
この私たちが少なからず抱いている劣等感を持つことは悪いことではない。
ただし、多くの人々は、劣等感を間違って解釈しています。
人は誰しも、優越性の追求という向上したいと思う状況にいます。
何らかの理想や目標を掲げ、そこに向かって前進しているが、理想に到達できない自分に対し、まるで劣っているかのような感覚を抱く。
これが劣等感です。
ところが、1歩を踏み出す勇気をくじかれ、状況は現実的な努力によって変えられるという事実を受け入れられずに「どうせ自分なんて…」とか「どうせ頑張ったところで…」と諦めてしまうことは、劣等感ではなく、劣等コンプレックスなのです。
これ、多くの方が勘違いしがちだと思いませんか?
自分もですが…(;^_^A笑
学歴を例に挙げると、
劣等感 ⇒ 私は学歴が低い‼だからこそ、他人の何倍も努力しようと決心する。
劣等コンプレックス ⇒ 私は学歴が低い‼だから成功できない。
皆さんはどちらでしょうか?
確かに、学歴がなくても、成功されている方は沢山いらっしゃいます‼
このように、本来は何の因果関係もないところに、あたかも、重大な因果関係があるかのように自らを説明し、納得させてしまうことが、劣等コンプレックスです。
さらに、この劣等コンプレックスを我慢できない方は、優越コンプレックスを抱きます。
優越コンプレックス ⇒ あたかも自分が優れているかのようにふるまい、偽りの優越感に浸ること。
皆様の周りにも、過去の栄光を自慢したり権力者ということをアピールする方いらっしゃいませんか?
そのような方は、みんなこの優越コンプレックスを抱いているということです。
これがわかると、自慢している方の話も、少しは心に余裕を持って聞けるのではないでしょうか(^▽^)笑
正しい劣等感とは、他者との比較のなかで生まれるのではなく
「理想の自分」との比較から生まれるもの
なのです‼
人は誰しもが違っているけれど対等。そこに、善悪や優劣と絡めず誰とも競争することなく、ただ、前を向いて歩いていけばよいのです。
「客観的な事実」ではなく「主観的な解釈」なのです。
主観にはいいところがあります。
それは、自分の手で選択が可能だということです。
私たちは競争や勝ち負けの眼鏡をはずしてこそ、自分を正し、自分を変えていくことができるのです‼
つづいて「人生のタスク」
アドラー心理学では、行動面と心理面ではっきりと目標を掲げているので記載します。
「行動面の目標」
1.自立すること
2.社会と調和して暮らせること
「心理面の目標」
1.私には能力がある、という意識
2.人々は私の仲間である、という意識
アドラーは生きていく過程で生まれる対人関係を「仕事のタスク」「交友のタスク」「愛のタスク」の3つに分けて、この3つをまとめて「人生のタスク」と呼びます。
1人の個人が、社会的な存在として生きていこうとするとき、直面せざるをえない対人関係のことです。
この話で、とても共感した内容があったので、そこを記述します。
身内や親友や恋人に対して、ある時期を境にして、やることなすこと気に入らない、なにかと腹が立つ‼そんな経験ありませんか?
それは「この関係を終わらせたい」と決心して、関係を終わらせるための材料を探し回っているから、そう感じるのです。
相手は何も変わっていません‼
自分の「目的」が変わっただけなのです‼
人はその気になれば、相手の短所や欠点をいくらでも見つけ出すことができます。
このことを、様々な口実を設けて、人生のタスクを回避しようとする事態を指して「人生の嘘」とアドラーは呼びました。
確かに、自分のライフスタイルを決めているのは、他人でも環境でもなく、まぎれもない自分自身です‼
そう考えると、責任の所在は明らかだと感じます。。。
私たちには、自らの人生を、自らのライフスタイルを選ぶ力があります。
その勇気を持つ‼それが
アドラー心理学 =「勇気の心理学」
なのです‼
アドラー先生、おっしゃる通りです‼ とても勉強になりました<(_ _)>
ありがとうございます‼
そして、次回は
第3章 他社の課題を切り捨てる
です。
では、また(@^^)/
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