どうも‼カニコロです(^▽^)
書籍
神トーーク 「伝え方しだい」で人生は思い通り
今回は
第2章 あらゆる「人間関係の悩みが消える」伝え方
こちらをまとめていきます。
リンクはこちら
この章では、「人の心を動かすメカニズム」のキーワードの1つ
「安心感」の満たし方について解説していきます。
私たち人間が大昔から求めている欲求、それが「安心感」です。
「安心感を得たい‼」という欲求は、DNAレベルで私たちに刻まれています。
人間の脳が最も重要だとしていることは「死なないこと」
つまり「生存すること」です。
生存することを最重要事項と捉えている脳は、死なないための「安心感」を求めます。
だからこそ、安心感を得られる人のところに集まり、人望も信頼も得て、異性からモテたりもするのです。
現代における安心感
それは「精神的な安心感」つまりは「心の安心」です。
ここで皆様に、これまでの人生を振り返って思い出し、考えてみてもらいたいことがあります。
それは、あなた自身が「どんな人に安心感を覚えてきたか?」ということです。
あなたは「どんな人に」「どんな場面で」「どんな言葉によって」安心感を得たでしょうか?
書き出してみたり、思い浮かべてみて下さい。
さぁ、どんな答えが出てきましたか?
大切なのは、それらがどんな内容であっても
自分自身がその特徴・条件を満たしているかどうかです‼
いかがですか?
さて、ここからは、相手の安心感を満たす方法をお伝えしていきます。
あなたが日常で関わる人との会話、関わり方はどうでしょうか?
ここでまずは、どんなことでも「絶対に否定しない」と決めてみて下さい‼
人は、誰かに否定されると、負の強い感情が伴うため、記憶に残りやすくなると言われています。
記憶に残るということは、この人は「私を否定する人だ」という印象が、いつまでも相手に残り続けるということです。
国際動物愛護団体である「SPANA」が、イギリスの会社員2,000人を対象に「嫌いな上司の特徴」について調査を行ったところ「コミュニケーションを取らない」が圧倒的に1位でした。
コミュニケーションを取らないには、取りたくないも含まれます。
否定する人と、コミュニケーションをとりたくないのは、人間であれば当たり前のことです。
周りの人が、あなたを「どんなことも否定しない人」と認識していることを想像してみてください。
「○○さんなら大丈夫‼絶対に私たちのことを否定なんてしないから」
こう認識されることで「安心感」以前に、まずはあなたに話してみようという気になるはずです。
どんなことを相談しても、この人は否定しないで話を聞いてくれる…
すると、あなたのもとには人と情報が集まるようになります。
これこそが「伝え方しだいで人生は思い通り」という図式です。
ただし「絶対に否定しない」というのは「相手の意見をすべて受け入れる」という意味ではありません。
自分の意見は持ちながらも「相手はこういう意見や考えを持っているのだ」と受け止めてあげるだけでいいのです。
「受け入れる」のではなく「受け止めてあげる」
つまり、否定しないで最後まで聞く姿勢を保つことで、相手は安心感を覚えてくれるのです。
【人を動かす「神トレ」】その1
今日1日、相手を否定する言葉を使わずに過ごしてみましょう。
「でも」「だって」「えっ?」など逆説的な意味がある反応や言葉もです!
そのかわりに「そう思っているんですね」など、あなたの考えを理解しました!という反応をしてみましょう(^^)
続いて、相手に「安心感」を与える方法として「絶対に否定しない」こととセットで行うと、絶大な安心感を与えることができる最強のメソッドがあります!
それは「最後まで(相手の)話を聞く」ことです。
もしあなたが「自分のアドバイスを素直に実行してもらい、成果を挙げてもらいたい」と思っている場合は、特にこの「最後まで(相手の)話を聞く」ことが重要になってきます。
なぜなら、人は「自分の考えていることをすべて吐き出さないと、新しい考えを納得して受け入れることができない」からです。
これは、新しいアドバイスを聞きたいという欲求より「自分の話を聞いてほしい」「自分が話したい」という欲求のほうが大きいからです。
この状態を、著者はコップ理論と言っています。
新しい水を入れたいのであれば、コップの中の水を減らさなければなりません!
この、コップの水を減らす方法が「話を聞く」ということなのです。
話を聞けば聞くほど、相手のコップの水は減っていきます。
そして、私たちのアドバイスという名の水は、コップの水が減った分だけ、相手のコップに入れることができるのです。
最も効果がある状態=相手がこちらの話を聞ける状態、つまり、相手のコップが完全に空になっている状態でアドバイスをしなければ意味がない。
なので、相手が話し終わっても、本当にコップの中が空になったのかを確認するために
「ほかに、もっと話しておきたいことはありませんか?」
と質問をします。
そうすることで「私はあなたの話を聞く気持ちがありますよ」という姿勢が、さらに伝わります。
「絶対に否定をしない」
「話を最後まで聞く」
この2つを実行するだけでも、周りに対するあなたの影響力は、大きく変わります‼
【人を動かす「神トレ」】その2
自分と違う意見や考え方の人を「頭ごなしに否定する」のではなく、相手がその発言、行動に至った理由に関心を持ち、聞いてみましょう。
「なぜ、そう思ったか教えてもらえるかな?」の一言を日常で活用してみましょう。
次に、私たち人間は、基本的には「外部からの刺激」により「感情」が生まれるというメカニズムを持っています。
そして、私たちが受ける外部からの刺激で最も比重が大きいのが「視覚からの情報」になります。
つまり、私たちの感情は「目に見えるもの」によって左右されるのです。
人は何を目にするかで感情が変わる。
人は「どんな表情」を目にするかで、その人への印象が変わる。
言われてみれば当たり前のことですが、皆様の日常は大丈夫でしょうか?
「もっと自分の表情に気をつけるべきだなぁ」と思う場面があったら、書き出してみてくださいm(_ _)m
「人によって態度を変える人」になっていませんか?
自分が忙しい時に話しかけられて、ぶっきらぼうに反応して無表情になっていませんか?
表情がもたらす印象は、全ての場面で効果を発揮します。
そのなかでも、「笑顔」の効果は絶大です。
なぜなら、「笑顔」は相手の警戒心を解き「安心感」を与えるからです‼
比較行動学者のイレネウス・アイブル=アイベスフェルトは、人間の「挨拶」の役割について調査をしたことで有名です。
各々の人種や文化や風習などによって形成された「握手」や「ハグ」など、独自の挨拶の形を持っていますが、そこにはある共通点を発見しました。
それは
「誰かに出会った際、お互いに見つめ合ってから約0.2秒ほど眉をあげて、その後に微笑む」ということでした。
「微笑む」という行為が緊張を解き、互いの攻撃性を弱めることに役立っていると結論付けています。
まずは「笑顔」
口角をあげた笑顔は相手に安心感を与え、あなたのもとに人を集めてくれるのです。
では、常に笑顔さえ見せていればいいのかと言えば、半分正解で半分不正解です。
理由は、相手に笑顔で反応したとしても、効果が半減してしまうことがあるからです。
例えば、相手が笑顔で応じてくれても
・スマートフォンをいじりながら話を聞かれた
・時計をチラチラ見ながら聞いている
・うわの空でしか返事が返ってこない
といった「姿勢」で話を聞かれたら、どういう印象を抱くでしょうか?
些細なことですが、そのちょっとで相手の印象を悪くしてしまいます。
つまり、話を聞く「姿勢」も、相手に視覚情報として伝わるため、聞く姿勢を整えていないと安心感を与えることができないのです。
特に無意識のうちに誰しもがやりがちなことがあります。
「腕を組む・足を組む」ことです。
「腕を組む」行為は、心理学的に「ブロックサイン」とも言われています。
つまり、相手の話に対して同意できないという意思表示を伝えてしまっています。
「足を組む」体勢は、視覚的に「威圧的」「偉そう」にしている印象を与えます。
なので、もし相手が話しかけてきたとき、自分が腕や足を組んでいる状態だった場合は、それをほどき「どうしたの?」と返事をしましょう。
そうすることで、親身に耳を傾けてくれたという印象を与えます。
その態度の変化が、相手の目に見えることで、安心して頼るようになり、それが人望へと変わっていくのです。
と、ここまでは、相手の方に安心感を与え、あなたに好意を作る方法をお伝えしてきました。
しかし、これらよりももっと「すぐに効く」方法があるのです‼
えっ~~~(゚Д゚;)
と思わないでくださいm(__)m
今までのことも、とても大事ですので、実践して頂きたいと思います。
では、その、すぐに効く方法というのは、とてもシンプルで
「あなたのことが好きです」と伝えること
です‼
「そんなこと言えるわけないでしょ!」と思われた方、大丈夫です。
「愛の告白」をしてください。と言っているわけではありません。
人には「返報性の法則」という心理があります。
「何かをしてもらったら、お返しをしなければいけない気持ち」になることです。
そして「好意の返報性」もあります。
これは、人から好きだと言われたら、もらった好意に対して「好意」で返したくなる心理のことを言います。
「好きだ」と伝えることで、言われた相手は今いる場所に安心感を覚えるようになり、次第に「好きだ」と伝えてくれた相手=好意をくれた相手に、好意を返し始めます。
つまり「あなたの人の心を動かす影響力が大きくなる」というわけです。
しかし、当然ながら、恋人以外の人に面と向かって「好きだ」とはなかなか言えないのも事実です。
そこで、対象を「個人」から「集団」にぼやかすことによって「好きだ」ということのハードルを意図的に下げる手法があります。
・「本当にこのチームのことが好きなんだね」
・「最後まであきらめない姿勢が好き」
・「そのスマホケースのデザイン好きだなぁ」
このように「集団」「行動」「モノ」を好きだと言うこと。
これなら実践できるのではないでしょうか?
これらを好きということが、なぜ人望につながるかというと、私たち人間の脳は、頭の中で言葉を解釈するため「主語を理解できない」性質があります。
そのため「集団」「行動」「モノ」を好きと言われると、自分のことが好きなんだと勘違いを起こします。
よって、相手が気がつかないうちに、好意を伝えられるわけです。
あなたは、1日のなかで何回「好き」という単語を言っているでしょうか?
「好き」という言葉を遣う回数=あなたの信頼度といえるかもしれませんね(⌒∇⌒)
最後に、忘れてはいけないことがあります。
それは他人の悪口を言わないことです。
「他人の悪口を言わないほうがいい」
「他人の批判はしないほうがいい」
よく聞く言葉ではありますが、その理由をお伝えします。
あなたが悪口を言っていたり、批判ばかりしていると、それを見た周りの人から「こいつは悪口を言う人だ」と認識されます。
そう認識されると、周りの人は「もしかしたら私がいないところでは、私の悪口も言っているかもしれない」と予測するようになります。
心理学的にも、人は「自分の悪口を言っているかもしれない人」には、心を開きません。
ですから「人の心を動かす」影響力を手に入れるためには、人の悪口を言うことは絶対にNGなのです‼
では、人の悪口や批判を言いたくなった時に、どうやったらグッと堪えることができるのか?
それは
「なぜ、私は悪口を言わないと決めているのか?」
という理由を明確にすることです。
人は大きな目的や続ける理由があれば、信念を持って頑張ることができます。
以下の質問に対して、回答して書き出してみて下さい。
【質問】
あなたが「人の悪口を言わない理由」は何でしょうか?
その人の状況や立場によって、理由は千差万別。
理由には、正しいも間違いもありません‼
自分が「そのためだったら実行できる!」という理由を明確にしてみて下さい。
【人を動かす「神トレ」】その3
「1週間、人の悪口を言わない、人の批判を一切しない」というゲームをスタートしよう。そして、達成した時のご褒美も決めておいてください。
まずは、ゲーム感覚でスタートすることで、自分の習慣として根付きます。
以上が、第2章のまとめとなります。
意識を変えれば、実践できそうなことばかりではないでしょうか?
私自身も、自分を見つめなおし、信頼される人になれるように努めていきます!
次回は
第3章 自然と味方が生まれ「誰からも好かれる」伝え方
です。
では、また(@^^)/~~~