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酒好き医師が教える 最高の飲み方 8-2

どうも‼カニコロです(^▽^)

 

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酒好き医師が教える 最高の飲み方

第1章 飲む人全員に知ってもらいたい「正しい」飲み方

こちらをまとめていきます。

 

◎ 意外!?悪酔い対策はつまみに「油モノ」を食べる

酒豪の多くの方は、酒を飲み始めると箸が止まります。

しかし、酒主体の宴の翌日は、予想通り吐き気を伴った激しい二日酔いに見舞われることが多く、反対にきちんと食べて飲んだ時は、二日酔いになることはまずなく、体調も万全。

そんな経験あると思います。

 

では、悪酔いしないためには、何を食べればよいのだろうか?

さらに、どのタイミングで食べればいいのか?

それを医学部の教授の方の話をもとに解説します。

 

二日酔い、悪酔いを防ぐのに、気をつけなくてはならないのは、アルコールの血中濃度を急激にアップさせないことです。

 

アルコールの血中濃度の上昇をゆるやかにする方法は、胃での滞留時間(その食べ物を胃で消化して、胃から排出されるまでにかかる時間)を長くする食べ物をとることです。

 

その食べ物というのが、なのです。 

油は、胃での吸収時間がとても長い。

例えば、米飯(100g)は2時間15分で消化するのに対し、ビーフステーキ(100g)は3時間15分程度、バター(50g)は12時間もかかります。

こうしたデータを見ても、いかに油が長時間、胃にたまるかが理解できます。

 

なので、オリーブオイルをかけたカルパッチョマヨネーズを使ったポテトサラダ、唐揚げやフライドポテトといった料理を、最初に食べると効果的です(^▽^)

 

また、いきなり油を使った料理はきついという方は、乳製品を食べるという方法もあります。

そのなかでもチーズは、脂質とタンパク質が多く含まれているため、消化吸収されにくく胃に長時間たまるため、アルコールの吸収を緩やかにしてくれます。

そして、キャベツなどのビタミンUを多く含む食品も効果があります。

ですので、ビタミンUを多く含む、キャベツ、ブロッコリー、アスパラガス、豆、山芋、オクラといった食材がおすすめです。

 

ただし、これらの食べ物を食べたからといって、個々人のアルコール分解能力は限界があり、それを超えれば必ず二日酔いになります。

飲みすぎにはくれぐれも注意です!

 

◎ つらい二日酔いを回避する方法

二日酔いにならない大前提は、飲みすぎないことです。

頭では理解していても、つい忘れてしまう(-_-;)

という方は多いはずです。

なので、自分でできる予防策を考えます!

 

二日酔いの原因は、基本的に体の処理能力を超えるアルコールを飲んだということです。

 

特に、いくつもの種類の酒を飲む(ちゃんぽん)は危険です。

アルコール度数が異なる酒をあれこれ飲んでしまうと、自身が飲んだアルコールの総量がわからなくなってしまう可能性があるからです。

 

また、最近ではだいぶ少なくなりましたが、一気飲みにいたっては論外です。

一気飲みは、短時間にその人のアルコール処理能力を超えた量を飲んでしまう可能性があります。

肝臓におけるアルコールの処理が間に合わずに、体内にアルコールやアルデヒド(アルコールが代謝される際にできる物質)が蓄積することで、昏睡状態になったり、場合によっては死に至る危険性もあります。

 

では、肝臓のアルコール処理には、どのくらいの時間がかかるのだろうか?

その時間を割り出すには「純アルコール量(エタノール量)が必要です。

その計算式が

アルコール度数÷100×飲んだ量(mℓ)×0.8(エタノールの比重)=純アルコール量(エタノール量)

こちらで求めることができます。

 

一方、1時間で分解できる純アルコール量は「体重×0.1」と言われています。

なので、体重50kgの人が1時間に処理できるのは、純アルコール5gとなります。

これを、酒類に換算すると、ビール中瓶で約4分の1本、ウイスキーならダブル役4分の1杯とかなり少ないです。

だからこそ、自分の適正な飲酒量を知っておくことが、セルフケアの第一歩です。

 

ケアの方法としては、先ほど挙げた、飲む前に食べるということのほかに、常に水を飲むということも大切です。

水を飲むことで、胃腸内のアルコール濃度を薄めることと、飲酒後はアルコールの利尿作用によって脱水になりやすいので、それを防ぐためにも飲んでいる最中から水を飲むことを推奨します。

 

酒は単に「飲む」ものではなく、美味しい料理と「味わう」もの!

このことを頭の片隅において飲むだけでも、二日酔いになるリスクはかなり減るはずです。

 

◎ 心配ない?アルコールで脳が「縮む」

アルコールは、脳を確かに委縮させますが、記憶に関わる海馬や体のバランス機能を担う小脳のように、脳内でも重要な領域が急激に変化しない限り、日常生活に支障をきたすことはありません。

 

なので、飲みすぎない、適量を守るというルールを決めれば、脳の萎縮が少し進むこと以外、あまり心配する必要はありません。

著書の教授の方は、飲みすぎ対策として「時間を決めて、家族に車で迎えに来てもらうことがある」といいます。

 

健康をキープしながら、大好きな酒を生涯飲み続けるためにも「もう一杯飲みたい」と感じたところで盃を置く理性をキープする!

これこそが脳や体にとっても負担がない飲み方なのです。

 

以上が第1章のまとめとなります。

項目ごとに分けていますが、全部の項目を記載しているわけではないので、他の項目も読みたい方は、ぜひ、ご購入ください<(_ _)>

 

次回は

第2章 酒に負けないためのセルフケア

です。

 

では、また(@^^)/~~~

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           【表紙】 本体価格1,400円