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転職の思考法 6-6

どうも‼カニコロです(^▽^)

 

今回の書籍は

転職の思考法

です。

 

 第4章 仕事はいつから「楽しくないもの」になったのだろうか? 心から納得のいく仕事を見つけるために必要なこと

こちらをまとめていきます。

※物語になっているので、一部、物語形式でまとめていきます。

 

 

 「ひとつの事実として、時代は『やりがいを求める人間』に味方している面もある。

やりがいを無視して楽しくない仕事する、じつはこれほど簡単なことはないんだよ。

だからこそ、人はその道を選ぶ。

 

想像してみろ!

道行く人100名に話を聞いてみたとする。

あなたはなぜ働いているのですか?と。

多くの人がいろんな理由を語るだろう。

家族のためだとか、仕事に愛着があるだとかね。

 

もうひとつ、聞いてみたらいい。

もし、給料が半分になっても今の仕事続けますか?ってね。

 

大半の人は、ノーと答え、転職すると答える。

ということはどういうことか。

ほとんどの人間は、結局、単に金に買われている。

 

普通のサラリーマンにとって、お金を稼ぐというのは、お金に買われているということだ。

君の時間を差し出し、それを投資家や経営者に買ってもらっている。

最も簡単な選択肢だ!

だが、これからの時代は完全に逆転する可能性がある。

 

イヤイヤながら仕事をする人間の数は減っていく可能性が高いということだ。

好きなことを仕事にするのは、これからの時代、生存確率を高めるために必要なことなんだ。

好きなことをやっていない人間から先に消えていく可能性すらある。」

 

ぼくは、驚いて声を出していた。

「好きなことを我慢するから、僕たちはお金を貰えているんじゃないんですか?」

 

「では、なぜ給料が低くても、ウエディング業界や美容師、テレビの制作会社などに希望者が絶えないと思う?

 

仕事にクリエイティブな要素があり、やりがいを感じやすいからだよ。

逆に、典型的な事務仕事は一般的に人気がない。

そして、給料は、正社員の場合、ウエディング業界より高いことが多い。

高給じゃないと、誰もやらないからな。

 

『仕事が定型的』で『コストが高い』

つまり、投資家や経営者から見れば、テクノロジーで代替しやすく、かつ、代替した時により費用削減のインパクトが大きい仕事なんだよ。

 

それだけじゃない。

今、生活するためのコストはどんどん下がっている。

すでに、場所さえ選ばなければ、多くのものはタダや極めて安い価格で得られる。

いずれ、必ずしも全ての人が働かなくていい時代が来る。

 

やりがいの乏しい定型業務は、テクノロジーで代替され、生活コストは下がっていく。

すると、今後、世の中の仕事は大別すると3つに分類されていく。」

 

「どういうことですか!?」

 

「簡単な話だ。

君は働かなくていい、となったら次の3つのうちどれを選ぶ?

1.仕事として好きなことを続ける

2.仕事は最小限にして、趣味に打ち込む

3.イヤイヤながら今の仕事を続ける

君はどれがいい?」

 

「…僕は、1 か 2 を目指したいです。」

 

「そうだろ。多くの人間が、1か2を選ぶ。

だが、現状はどうだ?

金に買われ、イヤイヤながら仕事を続けている人が大多数だ。

 

感覚的には、5~8割が3に該当するかもしれない。

近い将来、大移動が起きるぞ!

様々ながら、仕事をしている人々が、好きな仕事か、趣味の世界に移動する。」

 

「なるほど!

でも、いい事なないでしょうか?」

 

「そうだ。

だが、これまでイヤイヤ仕事をしてきた人が、いきなり好きなことを探すなんて、簡単なことではない。

加えて、それを仕事で実現するなんて至難の業だ。

これが、これからの時代だからこそ『好きなこと』が重要という理由だ。

 

君に次回までの宿題を与える。

君にとって『好きなこと』は何か、そのヒントを探してくるんだ!

 

もう少しでゴールにたどり着く。

そんな手ごたえがあったが、そのゴールまでの道のりがわからないもどかしさも感じていた。

 

そして、最後のレッスンを迎えた。

 

好きなものは、僕にだってもちろんある。

でも、肝心なのは「どうしてもやりたいこと」がないことだった。

 

黒岩は言った。

「どうしてもやりたいことがあるなら、そもそも、今、こんなところにいないだろ。

重要なのは、どうしても譲れないくらい『好きなこと』など、ほとんどの人間にはない、ということに気づくことなんだよ。

 

いいか?

そもそも、君に心から楽しめることなんて必要ないんだ。」

 

「えっ!?必要ない?どういうことですか?」

 

「人間には2パターンいる。

そして、君のような人間には、心から楽しめることなんて必要ないと言っているんだ。

むしろ必要なのは、心から楽しめる『状態』なんだ。

 

成功している人間の使う言葉を分析したところ、仕事を楽しむ人間が使う言葉は2種類に分けられる。

・to do(͡コト)に重きを置く人間

何をするのか、で物事を考える。明確な夢や目標を持っている。

 

・being(状態)に重きを置く人間

どんな人でありたいか、どんな状態でありたいかを重視する。

 

まず、あるグループの人間たちは、仕事の楽しみを『to do(コト)』で語っていた。

例えば、世の中に革新的な商品を残す、会社を大きくする、などだ。

 

一方で、仕事の楽しみを『being(状態)』で語る人間もいた。

例えば、多くの尊敬できる人に囲まれている、世の中にこんな影響を与えている、のように。

 

つまり、仕事を楽しむ方法論はそれぞれ異なる。

そこを、混同するから複雑になるんだ。

君はどちらのタイプだと思う?」

 

「…僕は『being』だと思います」

 

「そうだろう。

実際のところ、99%の人間が君と同じbeing型なんだ。

そして、99%の人間は『心からやりたいこと』という幻想を探し求めて、彷徨うことが多い。

なぜなら、世の中に溢れている成功哲学は、たった1%しかいないto do型の人間が書いたものだからな。

 

両者は成功するための方法論が違う。

だから、参考にしても、彷徨うだけなんだ。

 

好きなことがあるということは素晴らしいことだ。

だが、ないからといって悲観する必要は全くない。

なぜなら『ある程度やりたいこと』は必ず見つかるからだ。

そして、ほとんどの人が該当するbeing型の人間は、それでいいんだ。」

 

気づけば、僕は食い入るように話を聞いていた。

明確なやりたいことがない、黒岩の言葉を借りれば「being型」の人間であることに、昔からなんとなくコンプレックスを感じていたからだ。

 

黒岩は言った。

「being型の人間は、ある程度の年齢になった時点から、どこまでいっても『心から楽しめること』は見つからない。

だが、それで全く問題ない。

それは、何を重視するかという価値観の違いであって、妥協ではないからだ。

being型の人間にとって最終的に重要なのは『やりたいこと』より『状態』だからな。

 

状態とは2つある。

1.自分の状態

主人公は適切な強さか。主人公は信頼できるか。

2.環境の状態

緊張と緩和のバランスは心地よい状態か。

 

being型の人間にとって、まず重要なのは、主人公である自分が、今いる場所にとって適切な強さであることだ。

想像してみろ、主人公があまりに弱すぎて、どう戦っても敵に勝てなければ、そのゲームやアニメは全くおもしろくないだろ?

 

そもそも、多くの人間は、幼少期から勉強や、運動、仕事など多かれ少なかれ『何かしらの努力』を積み重ねている。

そして常に『倒せそうで倒せない』ような、環境を経て成長する。

 

つまり、being型の人間にまず必要なことは、主人公である自分が環境に対して適切な強さであるかどうかなんだ。

 

それこそまさに、マーケットバリューだ。

君の箱の大きさ、それがビジネスマンとしての強さなんだ。

会社が潰れても生きていけることの強さ。

だから私は、まず、マーケットバリューを高めろ!と話してきたんだ。

 

つまり、仕事を楽しむためには

『マーケットバリューがある程度あること』

『求められるパフォーマンスとマーケットバリューがある程度釣り合っていること』

は必須条件なんだよ。

 

だが、強さとはひとつの側面でしかない。

being型の人間にとって、もうひとつ必要なものがある。

それが、自分への信頼だ。

 

信頼とは『自分に嘘をつかないこと』だ。

そして、being型の人間にとって、自分への信頼を保つのは難しい。

嘘をつかざるをえないとき『やりたいことのためには、手段を選ばない』という言い訳ができるto do型の人間と違って、being型は精神的に逃げ場がないからな。

いくら強くなっても、仕事で嘘をついている限り、自分を好きにはなれない。

 

つまり、being型の人間にとって重要なことは、マーケットバリューを高めること。

そのうえで『迷ったときに、自分を嫌いにならない選択肢を選ぶこと』だ。

 

そもそも、そのゲームがどんな内容であるか以前に、主人公である自分を好きになれなければ、どんな敵を倒したとしても幸せにはつながらない。

仕事も一緒なんだ。」

 

おもしろい…僕はそう思った。

 

黒岩はさらに続けた。

「ここまで来て、ようやく50%だ。

being型の人間に必要なもうひとつの要素は『環境の状態』だ。

具体的には『緊張と緩和のバランス』なんだよ。

 

思い返してみろ。

テストに向かって頑張り、テストが終われば解放される。

仕事でいえば、大事なプレゼンに向かって頑張り、終わればリラックスする。

 

つまり、人生は緊張と緩和の繰り返しでできているんだよ。

 

そのバランスが、緩くなりすぎたり、キツくなりすぎているなら、ゲームを変えるタイミングだということだ。

 

人間というのは不思議な生き物で、若くして成功し、晩年に誰もが羨む穏やかで豪奢な暮らしを送ったとしても、必ずしも幸せになれるわけではない。

 

なぜなら、人には自分に合った『緊張と緩和のバランス』が常に存在するため、緩和だけが多くなった晩年の暮らしが幸せだとは限らないからだ。

 

では、どうやってその適切なバランスを見つけるか?

まず、自分が仕事で強い緊張を感じた場面を紙に書き出して数える。

そのうち、いい緊張悪い緊張を分類するんだ。

そのうえで、ここ半年でいい緊張を3つ挙げられないなら、ゲームを変えるタイミングだ。

反対に悪い緊張を、10も20も感じているなら、場所を変えたほうがいいだろう。」

 

 

「この『いい』とか『悪い』とかは、自分の主観でいいんですか?」

 

「問題ない。

ひとつ目安を挙げるとすれば、緊張が社内からもたされたものか、社外からもたらされたものかに注目してみろ。

 

売上成績をあげろ!という上司からのプレッシャーがあって、その目線が『社内』だけに向いていたとしよう。

この場合、悪い緊張であることが多い。

一方、競合とのコンペ、クライアントへのプレゼン、タフな交渉が伴う営業の場などは『社外』に目が向いている。

だから、いい緊張であることが多い。」

 

僕は聞いた。

「先ほど、being型の人間も、ある程度なら好きなものを見つけられるとおっしゃっていました。

具体的には、どのように見つければいいのでしょうか?」

 

「結論から言えば『得意なこと』を『好きなこと』に近づけることだ。

まず、前提として知っておいたほうがいいことがある。

being型の人間にとって、好きなことは、見つけるものではない。

見失うものなのだ。

 

例えば、100人の子供に夢を聞いてみろ。

多くの子供が、何かしらの答えを出すだろう。

だが、同じ質問を100人のbeing型の大人たちにしてみろ。

じつに多くの人が答えられないだろう。

つまり、夢とは、新たに見つけるようなものじゃない。

ここに至るまでに、見失ってしまったものだ。

 

では、どうすればいいか?

方法は2つある。

1.他の人から上手だといわれるが「自分ではピンとこないもの」から探す方法

2.普段の仕事の中で「全くストレスを感じないこと」から探す方法

 

まず、1つめ。

人というのはおもしろいもので、できることより、できないことのほうに目が行きやすい。

君もそうじゃないか?

 

逆に、君が他の人から褒められるが、ピンとこないことを意識して探すんだ。

自分が好きなことというのは、本人にとっては自然にできてしまう。

だから、自分ではその本当のすごさに気づかないものだ。」

 

「他の人に褒められるけど、ピンとこないこと…これは、仕事以外のことでもいいんですか?」

 

「もちろん、構わない。

次は2つめ。

普段の仕事の中で『ストレスを感じないこと』から探す方法。

これは私の友人から聞いた話だ。

 

彼は自分で会社を起こし、何人かの従業員を雇うようになると最初は驚いたらしい。

あまりにも多くの大人が『やりたいこと』を特に持っていないことに。

だが、よくよく従業員を観察してみると『小さなやりたいこと』であれば、誰もが持っているということに気づいた。」

 

「小さなやりたいこと…?」

 

「そうだ。

それは、他の人はストレスに感じるけど、本人は全くストレスを感じないこと。

例えば、君の会社の営業部にも、毎日新しい人に会うのが全く苦にならない人がいないか?」

 

「確かにいます。

僕はそれをストレスだと感じますが、彼は全くストレスとは感じていないようです。」

 

「それこそ、天職に近い。

大変な仕事の中でも、全くストレスを感じない類のこと。

家族や友人といるときと同じように、あまりに自然に仕事ができる瞬間。

 

自分が自然体になれる瞬間は、ある人にとってはアイデア出しの打ち合わせの時かもしれない。

あるいは、静かな場所でメールを1人、淡々と書いている時かもしれない。

 

大事なのは、仕事をしているうえで、自分にとって全くストレスを感じない瞬間はいつか?

これを考えることだ。

それは、好きなことに通づる可能性が高い。」

 

「being型の人間が『好きなこと』を見つける方法はよくわかりました。

とはいえ、ぼんやり浮かんできた『好きなこと』を具体的に仕事につなげるには、まだ少し遠いように感じてしまいます…」

 

「難しく考える必要はない。

好きなことがわかったら、それを自分の『ラベル』にするんだ。

 

これからの時代に、どんな人間が強いかわかるか?

それは個人として『ラベル』を持っている人間だ。

『ラベル』とは、自分だけのキャッチコピーのようなものだ。

 

組織が個人を守ってくれる時代は終わった。

いつ会社から放り出されるかわからない。

その時に、ひとつでもいいから個人としての『ラベル』を持っていないと、君は完全なコモディティになる。

 

だから、どんなニッチな領域でもいい。

まず、君自身が今の自分の『キャッチコピー』を考える。

人に見せるものじゃないから、ダサくていいし、質にもこだわらなくていい。

何枚つけても構わない。」

 

「例えば『これからできるようになりたいこと』でも、ラベルに書いてもいいのでしょうか…?」

 

「かまわない。

最初は嘘八百でいい。理想や、憧れも大歓迎だ。

大事なのは、仮でもいいからそのラベルを自分でつけること。

そうすれば、やるべきこと、仕事を選ぶ基準が見えてくる。

 

例えば、君が自分を「新規開拓の鬼」だと定義したとしよう。

そうしたら、そのラベルが、より強固になるように仕事を選んでいけ。

今、君はひとつの判断軸を得たわけだ。

 

それは『マーケットバリューの軸』とは違う。

もっと、心からワクワクするような軸だ。

 

キャリアとは結局、デザインだ。

デザインとは、ある判断軸に基づいてやるべきか、やらざるべきかを選ぶこと。

まずは、その軸を持つことからスタートするんだ。

 

好きなものを明確にしたうえで付けた『ラベル』は強い。

単なる得意なことと違って、好きなことは努力や勉強が苦にならないからな。」

 

僕は夢中になっていた。

だが、いよいよ、黒岩の最終講義が終わろうとしていた。

なので、ずっと聞きたかったことを聞いてみた。

「なぜ、僕のようなただの若造に、ここまでコミットしてくださるんですか?

なぜ、事業再生コンサルタントであるあなたが、そもそも転職の思考法を体系化することにしたのでしょうか?」

 

「いいか、青野。

転職とは、単に名刺の住所や給料が変わるだけのものじゃない。

世の中の人々にチャンスをもたらすものなんだよ。

 

今の会社では活躍できていなかったとしても、違う場所で輝ける可能性がある人は本当にたくさんいる。

それなのに、転職をタブー視して会社への忠誠という言葉で、自分をごまかしている人間がどれだけ多いことか。

 

そんな人間が増えると、いずれ会社そのものが立ちいかなくなる。

そして、人材の流動性が下がれば最終的には社会全体もダメになる。

 

転職が当たり前になれば、その逆のことが起こる。

自分をごまかさず、本当に正しいことができる。

会社も、より社員に魅力を感じてもらえるような場であろうとする。

私は、転職が日本の社会を変えると本心から信じている。」

 

「だから『転職は善』なのだと…」

 

黒岩は続けた。

「今の君は替えのきく、歯車かもしれない。

だが、場所を変えれば活躍できる可能性は大いにある。

では、なぜできないのか?

それを阻害するのは、ほとんどが見栄恐怖だ。

私はそれを破壊したい!

 

いいか、青野。

社会からの目など、死ぬ間際になると本当にどうでもいいことだ。

 

どこの学校を出た、どこの会社に勤めた、そんなものは死を間近にすると全く無意味だ。

君がまだそのことを考える段階にいないなら、変わる必要はない。

だが、もしも、君がやりたいことを見つけ始めたのだとしたら、決してその小さな種を殺してはいけない。

そのやりたいことを大きくしていくプロセスを大事にしろ!」

 

「まさに今、僕はそのやりたいことで悩んでいました。

いろんなことを考え、ようやく、やりたい仕事を見つけました。

ですが、2つあり、どちらも魅力的で正直迷っています。」

 

黒岩は答えた。

「世の中で最も恐ろしい言葉のひとつは、失敗という言葉だ。

これほど定義が難しく、残酷な言葉はない。

 

多くの人が言うように、最後さえ成功すれば、その途中の失敗も、すべては『必要だった』と言える。

要は考え方次第なんだ。

だが、そのなかでも『100%失敗を招く、唯一の条件』というものがある。

それは、腹を括るべきタイミングで、覚悟を決めきれなかった時だ。

 

誰にも人生に数度は、腹を括るべきタイミングが存在する。

その時に覚悟を決めきれない。

これが100%後悔するための唯一の条件だ。

 

反対に、腹を括り決断をした人間は、長い目で見ると失敗などない。

誰に笑われても、馬鹿にされても、何度でも立ち上がり未来を向くからな。

これが、この世の意思決定にまつわる最大の真理なんだよ。」

 

僕は、黒岩と初めて出会った日に言われた「転職というのは多くの人にとって『初めての意味のある意思決定』なんだ」という言葉を思い出していた。

たしかに、僕はこれまで、決断と呼べるほどの意思決定をしてこなかったかもしれない。

 

黒岩は続けた。

「それだけ悩んでも答えが出ないということは、もはや正解が出ないところまで考え抜いたということだ。

2つのどちらを選んでも、君の人生は間違いではない。

だが、もしも最後にひとつだけ言えるとしたら、これを言おう。

 

伸びている市場に身を置け。そのうえで、自分を信じろ。」

 

 

最後のレッスンから3ヶ月後。

新しいオフィスに通うことにも、少しづつ慣れてきていた。

 

以前なら、僕はこう思っていた。

仕事を楽しむこと、それは選ばれた人間だけの特権なのだと。

だが、今は少し違うと感じる。

 

仕事選びとは結局、思考法なのだ。

どこを選ぶか、誰と働くか、それを間違わないこと。

そして、ポジショニングとは「思考法」ひとつで、誰でも解決できるものなのだ。

 

以上となります。

最後の章は長くなってしまいまして、すみません(-_-;)

 

私は、黒岩と青野のやり取りをまとめましたが、1~3章では、青野の勤めている会社のやり取りも描かれています。

このやり取りが、じつにリアルに描かれており、サラリーマンの方は共感できること間違いなしだと思いますので、ぜひとも、ご購読ください(⌒∇⌒)

 

ではまた(@^^)/~~~