どうも‼カニコロです(^▽^)
今回の書籍は
まんがでわかる 伝え方が9割【強いコトバ】
です。
第3章 「イエス」に変える3つのステップ
こちらをまとめていきます。
毎回申し上げますが、漫画の内容部分は割愛しますので、漫画も読みたい方は、購入してお楽しみください。
●基本であるがゆえ、身につけてほしい3つのポイント
「ノー」を「イエス」に変える技術
ステップ1 「自分の頭の中をそのままコトバにしない」
人は思わず「自分の思ったまま」を話してしまいがちです。
そうすると、思い通りにいくどころか、かえって反感を招いたような経験ってありますよね。
みんな人間なので、すべてがすべて、思ったまま話すことをやめることはできませんが「これは大切なお願い!」というものは、思ったまま口にするのをやめてみて下さい。
ステップ2 「相手の頭の中を想像する」
あなたのお願いに対して、相手はどう考えるか、普段は何を考えているか「相手の頭の中」を想像します。
ストレートに言ったらどんな反応が返ってくるか?
相手が「イエス」と言いそうなら、そのまま話してしまってもいいですが・・・
「ノー」と言いそうなら、そのまま話してはダメです。
いったん、あなたのお願いから離れて、相手の好きなこと、嫌いなこと、性格といったことを想像してみましょう。
その中に「イエス」に変える答えがあります。
ステップ3 「相手のメリットと一致するお願いをつくる」
「相手のメリット」と「自分のメリット」が一致するお願いをつくっていきます。
それには相手の頭の中をもとに、コトバをつくっていきます。
ここで大切なのは、相手にとってのメリットになる文脈でつくることです。
伝え方を変えたとしても、結果的にあなたの求めていることが達成できればいいのです。
この3つのステップを、はじめは、ひとつずつ踏んでいくのです。
料理でも、最初からいきなり「えいや!」と感覚でつくると失敗してしまうように、コトバもいきなり勢いでつくるとヘンテコなものになります。
なので、慣れるまでは手順を踏むのです。
ここで、ステップ2「相手の頭の中を想像する」ときの、とっておきな7つの切り口を具体例をあげて説明していきます。
①「あなた限定」
「仕事引き受けて下さい」
→これだと自分のメリットでしかなく、心が動かない。
「私がやりたいのは、○○さんだけなんです」
→特別な存在と言われることで、優越感から相手のメリットになった。
「あなただけ特別」と言われると、人はついつい動いてしまうもの。
それを使った伝え方の技術が「あなた限定」です。
「あなただけ」と、その人以外ではダメであることを伝えるのです。
このとき「○○さんだけなんです」と名前を入れると、さらに効果は倍増します。
②「相手の好きなこと」
「打ち合わせしてください」
→自分のメリットでしかなく、心が動かない。
「コピ・ミルクを飲みながら、打ち合わせしませんか?」
→豆にこだわるコーヒーが好きな人にとって、たまらないお誘いになった。
これは、基本でありながら最強。
人に好かれる伝え方ナンバーワンの技術「相手の好きなこと」です。
相手の好きなことをもとに伝えているので、印象がいいうえに、自分のお願いを聞いてもらえる伝え方です。
③「選択の自由」
「会議に出席してください」
→自分のメリットでしかなく、心が動かない。
「午前9時からと、午後3時からどちらがあいてますか?」
→人は「AかBどちらがいいですか?」と聞かれると思わずどちらかを選んでしまう。
「選択の自由」をつくるポイントは、2つ以上の選択肢を出すのですが、そのどちらを選んでも、自分の思い通りになるようお願いすることです。
選択の自由は、最終的に相手が選ぶので、相手に「自分が選んだ」という意識ができ、押し付けられている感じが少なくなる効果があります。
④「認められたい欲」
「この案件受けて下さい」
→自分のメリットでしかなく、心が動かない。
「○○さんのことを信じてます。尊敬してます。○○さんも私たちを信じて下さい!」
→過去に「○○さんのことを信じられません!」と言われ、大きな心の傷を負った上司にとって最もうれしい伝え方
これは、原作の例なので、他にもいろいろと言い方はあると思います。
この「見溜められたい欲」というのは、人は期待されると、その通りの結果をだしたくなるということです。
ビジネスパーソンはもちろん、主婦、学生、ご年配の方。誰であっても認められると、その期待に応えようという気持ちが生まれます。
少々面倒なお願いであっても、応えたくなるパワーを与えてくれるのです。
⑤「チームワーク化」
「勉強しなさい」
→自分のメリットでしかなく、心が動かない。
「一緒に勉強しよう」
→面倒なことであっても、人は「一緒」であれば動くもの
人は本能的に、誰かと一緒に何かをやりたいのです。
ただ、これは自分も動くことが前提です。
動くと言っても、子供と一緒に同じ机で真剣に何か好きなことをすればいいのです。
人は一人だったらしないことも、一緒にだったらやってもいいかなと思うのです。
⑥嫌いなこと回避
「展示物に触らないで」
→自分のメリットでしかなく、心が動かない。
「薬品が塗ってあるので、触らないで」
→薬品が手につきそうで、触らないほうがよさそうと思わせる。
相手がいいと思っているものにも、じつは見えていないデメリットがあったりするものです。
そこをあぶりだして伝えることで、やらないほうがメリットがあるように伝えるのです。
この切り口は強力で、なかなか動かなかった人を動かすチカラがあります。
一方で、ときに押しつけがましく伝わってしまうこともあるので、使用の連発は避け、使う場面を選びましょう。
⑦感謝
「机、移動して」
→自分のメリットでしかなく、心が動かない。
「この机、移動して。ありがとうね!」
→人は「ありがとう」と言われると、瞬間的にほのかな信頼関係が生まれ、そのあと断りづらい。
ポイントは「ありがとう」というタイミングです。
たいてい、何かをやってもらった後に「ありがとう」と言うのが順番ですが、このコツは、お願いをした瞬間に、相手がまだ何もしていない状態で「ありがとう」まで言ってしまうのです。
「好意を返したい」という、心理学の『行為の返報性』でも説明ができます。
以上が第3章のまとめになります。
これで、伝え方が9割【強いコトバ】のまとめは完了です。
あとは、日常で活用するだけです。
この「伝え方の技術」を使っていれば、今、関わっている方々の反応も変わってくるはずです。
ワザとらしく使ったらダメですけどね(;^_^A
最後に、私から、この本を作っていただいた皆様へ
「ありがとうございます!」
ではまた(@^^)/~~~
私が読んだのは、上のイラストのリンクのほうですが、 最後だけ、もう1冊リンクをはっておきます。