カニコロ図書

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人は話し方が9割 5-2

どうも‼カニコロです(^▽^)

 

今回の書籍は

人は話し方が9割

です。

  

毎回言いますが、こちらの書籍は、2020年上半期 1番売れた会話の本!

ということで、こちらをご紹介いたします。

 

第1章 人生は「話し方」で9割決まる

こちらをまとめていきます。

 

●自己肯定感を高める

「自己肯定感」

この言葉を耳にしたことのある方も多いと思います。

日本人の自己肯定感は、世界基準から見てどの位置にあるのでしょうか?

 

 

高校生を対象にしたリサーチで、先進7ヵ国を対象にしたデータを見ると、なんと日本は7位。

最下位です。

 

いくら高校生を対象にしたものとはいえ、この数字は日本の現在の状況そのものを表しているといってもいいでしょう。

その縮小版が、あなたの日常です。

あなたの周りにいる人、その多くが自己肯定感の低さに悩んでいます。

 

欧米人に比べ、日本人はコミュニケーション、つまり、話し方の下手な民族と言われてきました。

昔であれば、反論として

「日本には以心伝心といって、話さなくとも、行間を読み取る力がある」

と言ってきましたが、欧米文化が生活のいたるところに浸透した現在、その言葉は過去のものとなっています。

 

この現実を踏まえると、今の日本では好むと好まざるとに関わらず、言葉、話し方、コミュニケーションの「見える化」が必須となってきています。

 

つまり「いかに話すか?」「いかに伝えるか?」が人間関係を作っていくための大きな要素となっているのです。

 

「人前で話したとき、急に頭が真っ白になった」

「何を言っているのかわからない、と言われて自信を無くした」

「声が小さい、と言われてどうしていいかわからなくなった」

こういった経験から「自分は話すのが苦手」と思い込んでいる方は少なくないでしょう。

 

これは、話し方における自己肯定感が失われている状態。

いわゆる、自己否定感のメンタル状態といえます。

 

では、話し方の自己肯定感を取り戻すには、どうしたらよいでしょうか?

 

話すことを通じて失った自己肯定感は、やはり、話すことを通じて取り戻すことが一番です。

そこで、キーワードとなるのが「全肯定」です。

「話していること相手を決して否定しない、そしてあなた自身も否定させない」

つまり、相手との間に「否定のない空間」を作るのです。

 

人は、自分を肯定してくれる人を肯定するようにできています。

そこであなたが相手を否定しなければ、相手もあなたを否定しなくなっていきます。

「相互全肯定」の状態です。

 

その体験の中で、自然と自己否定感が薄れ、自己肯定感が高まっていくのです。

相手を否定すると同時に、あなた自身が「否定のない空間」に身を置くことが大切なのです。

 

著者が主催するコミュニティで掲げているコンセプトは「否定のない空間」

そして、このコミュニティを実施しながらわかったことがあります。

それは、ほとんどの人が、話すのが苦手ではなく、話せるというメンタル状態に持っていくことが苦手なだけなのです。

 

そこで、普通の人が話せるようになる3つのコツがあります。

 

1.否定禁止

マイナストークで未来を語ると、どんどん現実の未来が暗くなります。

そこで、否定発言をしたら退場して頂くルールを作りました。 

 

2.笑顔でうなずく

頷きを徹底する文化が、人の心の扉を開け、安心を生み出していく最高の方法。 

 

3.プラストーク

前向きな話は人を元気にするので、意識してプラストークを徹底するようにルール化。

「人を褒めること」「感動した話をすること」「今の現状をよくしようとすること」

これらはすべてプラストークです。

 

私たちは知らず知らずのうちに、否定的な空気の中に身を置くことが当たり前になってしまっているのです。

この3つを実行すれば、少しずつ前向きに話すことができるようになります。

 

●コミュニケーションを制すれば、人間関係を制する

世の中には、すごくいいことを言っているのに、なぜか人に好かれない人がいます。

一方で、月並みなことしか言わないのに、なぜか多くのご縁に恵まれて、うまくいく人もいます。

 

この違いは何でしょうか?

 

それは、ほんの少しだけ、人とコミュニケーションを取るうえで、大切なことを知っているだけなのです。

それが、こちらの3つです。

1.人は誰もが自分のことが一番大切であり、自分に一番興味がある生き物である

 

2.本来、誰もが自分のことを認めてほしいし、自分のことをわかってほしいと熱望している 

 

3.人は自分のことをわかってくれる人のことを好きになる

 

つまり、一番興味のある「相手自身」を主役にすれば、自然に相手の感情は高まっていく。

「自分を主役にしてくれる、あなた自身のことを好きになる」という心理です。

 

この3つの心理を踏まえたうえで、パラダイムシフト(考え方を大きく転換)していただきたいことがあります。

 

それは

「話し方において一番大切なことは、聞くことである」

 

先ほども述べたように、人は誰しも自分のことに関心を持ってほしいと思っており、認めてほしいと考えています。

そうした相手の自己重要感を高めるのに最も有効なのが「聞き方」をマスターすることなのです。

 

●聞き上手の達人になろう

「人は誰しも自分自身に一番興味がある」

ということは、相手に関心を寄せることがファーストステップになります。

 

アップルの創業者スティーブ・ジョブズ

「美しい女性を口説こうと思ったとき、ライバルの男がバラの花を10本贈ったら、君は15本贈るかい?

そう思った時点で君の負けだ。

ライバルが何をしようと関係ない。その女性が本当に何を望んでいるのかを見極めることが重要なんだ」

と言いました。

 

この言葉から、相手を観察し、相手が本当に求めているのは何かを真剣に探そう。

そうすれば必ずうまくいく。

という、人間関係の真理を表しています。

 

では、話し相手に対して興味を示すにはどうしたらよいでしょう。

それは

・顔の表情

・声の表情

・体全体の表情

この3つを効果的に活用することです。

 

くり返しますが、人は誰もが自分をわかってほしい生き物です。

うまくいく人はこの3つを駆使し、徹底して聞き上手になっています。

 

こちらができたうえで、うまくいく人たちが自然と使っている話し方のテクニックがあります。

それが「拡張話法」です。

拡張話法を使えば、相手が自分で自分の話を広げていきます。

 

拡張話法には順番があります。

『感嘆→反復→共感→称賛→質問』

1.感嘆

相手の話を聞いた時に受ける感銘の表現 「わー♡」「へー!」など

2.反復

相手の話を繰り返す

3.共感

相手の話に感情を込めて理解を示す 「よかったですね」「大変でしたね」など

4.称賛

相手を評価する 「すごい!」「さすがだね♪」など

5.質問

相手の話を中心に展開させていくために、そのあとを追いかけていく

「そこからどうなったの?」「もっと聞かせて」など

 

この拡張話法を使う最大の目的は、相手の話を「広げる」ことです。

拡張話法を使うと、相手は気分よくたくさん話してくれます。

相手の方が「気分よく話せたな~」という印象になれば「また会いたい」につながるのです。

 

以上が第1章のまとめになります。 

 

話す力は「スキル」より「メンタル」

この言葉に共感しました。

 

否定的な考え方や発言を一番聞いているのは誰でしょう。

他の誰でもなく、自分自身です。

まずは、否定的な考え方や発言をやめることからスタートしましょう(^▽^)

 

本編には、著者が実際に体験した「話し方」「聞き方」を変え、仕事の成果がでた話や、拡張話法の実践編も書かれています。

興味を持たれた方は、書籍のリンクを貼っておきますので、こちらからご購入ください。

 

次回は 

第2章 「また会いたい」と思われる人の話し方

 です。

 

ではまた(@^^)/~~~

 

 

人は話し方が9割

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