どうも‼カニコロです(^▽^)
今回の書籍は
人は話し方が9割
です。
毎回言いますが、こちらの書籍は、2020年上半期 1番売れた会話の本!
ということで、こちらをご紹介いたします。
第2章 「また会いたい」と思われる人の話し方
こちらをまとめていきます。
●「うまく話そうとする」から話せなくなる
話し方において「うまく話せるスキル」は、一般の会話においては、必須条件ではありません。
流暢に淀みなく話せるようにならなければ、と思っている人が多いようですが、一番大事なのは、あなたの思いやスタンスです。
「何を伝えたいか」「どういう意識で相手と接しているか」
こうした内面は、必ず会話にもにじみ出ます。
それをわかったうえで、自分自身がどういう言葉を選択するか。
そこが、人の心に響く本当の話し上手になれるかどうかの分かれ道です。
流暢に話すことが苦手な人は「うまく話そう」と思わなくてもいいのです。
逆にあなたの美しい内面が、余計な焦りによって、悪い印象に代わってしまったら、これほどもったいない話はありません。
話すことが苦手なら苦手と、開き直ってもいい。
流暢に言葉が出てこなくても、焦らなくていい。
じっくり言葉を選びながら、ゆっくり話せばいい。
そう思って相手と向き合えば、通じるべきものは必ず通じます。
言葉は、コミュニケーションのツールなのですから、言葉を通じて思いが伝わることが最も重要です。
そう考えれば、たとえ流暢でなく、言葉数が少なかろうと、ゆっくりじっくり話し、真意を相手の心に届けることができる人を、本当の話し上手と呼んでいいのではないでしょうか。
皮肉な話ですが「うまく話そう」と思えば思うほど、相手に「もう会わなくていいかな」と思われるきっかけを作ってしまうものです。
押したら引かれる。
これは、人間関係の基本的な力学です。
「うまく話そう」という姿勢が透けて見えると、多くの場合、相手は「自分に取り入ってメリットを得ようとしている」と受け取り、気持ちが離れてしまうのです。
常に心掛けておくべきことは「自分の話したいことではなく、相手の求めている話をする」ことなのです。
決まりや正論で動いているように見える世の中のほとんどは、じつは感情に基づいて動いています。
なので、ビジネスでも、友人関係も、コミュニティも「好き嫌い」がすべてです。
そういう意味では「正しい話」ではなく「好かれる話」をする。
それが「また会いたい」と思われる人になる1番のキーポイントになります。
たとえば、あなたが営業とした場合、同じ商品でも、お客様に好感を持たれなければ、お客様はあなたから商品を買おうとは思いません。
最終的にものをいうのは、人として好かれるかどうかなのです。
自分が売りたいものについて、一方的に話してしまうと、どんなに素晴らしい商品でも売れません。
そうではなく「お役に立ちたい」という気持ちをもって話すと、もれなく相手の要望に応える話、好かれる話ということになります。
すぐに、自分の仕事に結びつかなくても「前に、こういうことで困っているっておっしゃっていましたよね。実はこんな情報がありまして・・・」
と、相手にとって耳寄りな話をする。
一見、非効率に思えても、相手優先で「好かれる話」をする人こそが、ゆくゆくは大きなチャンスをつかむのです。
ここを察し、相手にとって必要で喜ばれる話をできる人が、最終的には大きな利益を手にするのです。
また、「沈黙はダメなこと」と思っている方も多いと思います。
その呪縛から、一刻も早く解き放たれましょう。
話し方の講座をしていると「会話の難しい人と距離をうまく詰めるために」学んでいる人が多いことに驚きます。
しかし、運動でも共通して言えることですが、いきなり有段者の真似をしても技術は上達しません。
会話の難しい人との距離を無理に詰めなくていい。
もっといえば、今の時点で会話が難しい人とは、話さなくてもいいのです。
まずは、自分の話しやすい人だけと話すことで会話力を磨いていく。
そのためには、あなたが話しやすい人との時間を増やしていく。
ということが、一番の近道なのです。
ゲームでも映画でもそうですが、いきなり『最後のボス』を倒すことはできません。
まずは、あなたが話しやすい人、質問しやすい人、あなたの話に共感してくれる人を相手に、小さな成功体験を積み重ねていくことから始めていきましょう。
あともう1点、この人と「楽しくコミュニケーションを取りたいな」と思ったときに有効なのが「失敗談」です。
多くの人が、何らかの形で失敗し、悔しい思いをしてきています。
そこで、誰もが持っている失敗談を集めて、ネタにしてしまえばいいのです。
そのためには「マイしくじりリスト」を作成することです。
過去にさかのぼって、恥ずかしくなることや、昔の失敗話を思い出してリスト化しましょう。
失敗談というものは、人の共感を生み出すものです。
恥ずかしい過去をカミングアウトすることは、決してあなたの評価を下げることにはなりません。
そこをさらけ出して、笑いに変えることができるあなたに、人は大きな安心感を覚えます。
念のため付け加えておくと、あまり晒したくないことまで話しましょう。
ということではありません!
あくまで、あなたのなかで笑える程度の失敗談を思い出して、リスト化してください。
●褒め方にもコツがある
人を褒める。
このことの大切さを感じている人は少なくないでしょう。
話し方教室でも「とにかく人を褒めましょう」ということを伝えない教室はないくらい、褒め方というのは大きなテーマです。
確かに人を褒めることは、会話においてとても大切なことです。
しかし、人はその奥にある、言葉を発する人の気持ちを感じ取るセンサーも持っています。
褒めることは大切なことですが、やたら褒めても、必ずしもうまくいくとは限りません。
あくまで大切なのは、相手が何を大切にし、どこを褒められるとうれしいのか?
ここをしっかりと観察し、心から褒めることにあります。
ここでは初対面ではなく、ともに時間を過ごしている人を褒めるとき、あなたに、絶対に習慣化してほしいキーワードをお伝えします。
それは「やっぱり」です。
「やっぱり、美味しい」
「やっぱり、成功すると思ってたよ!」
「やっぱり」には、ものすごいエネルギーがあります。
この言葉には「普段から思っていたけど」というアンダーメッセージが含まれているのです。
次は、褒め方です。
日本人は面と向かって褒められることが、あまり得意ではありません。
褒められたら謙遜。
この文化が、知らず知らずのうちに染み込んでいるのです。
では、どうすればいいのか?
それは「独り言でつぶやくこと」です。
面と向かって言われるのではなく、目を合わせずに独り言のように、ぼそっとつぶやかれる。
皆さんもタイミングの会う時に、ぜひ使ってみて下さい。
●一生使える自己紹介の作り方
初対面や会合にはつきものの自己紹介。
時間にすれば、たいてい1~3分ですが、これが苦手という声もよく耳にします。
その多くが「何を話していいのかわからない」という悩みですが、社会に出ると、何らかの場面で、自己紹介を求められます。
そのためにも、自己紹介は前もってきちんと準備しておくことです。
ここでは、ずっと使える自己紹介の準備法を紹介します。
・心に響く自己紹介の作り方 3つのステップ
1.自分史を書く
自分の誕生から、現在に至るまでの歴史を「箇条書き」で書き出す。
2.プロフィールをまとめる
出身地、出身校など余分な情報を省きながら、自分史を簡略に「文章」でまとめる。
(もちろん、出身地や出身校を伝えることが有意義な場合は入れる)
3.キーワードを絞り込む
「なぜ、今の仕事をしているのか?」
「今の自分は、どんな喜びや、やりがいを感じているのか?」
などを考えながらプロフィールから、今の自分を表すキーワードを導く。
自己紹介の時に、言葉が詰まってしまうのも、ダラダラ長くなってしまうのも、自分で自分のことをわかっていないこと、そして「今の自分をズバリで表現する言葉」を見つけていないことが原因です。
まず、自分史からプロフィールをまとめ、そこからキーワードを絞り込む。
すると、単なる「略歴」ではない、自分の「思い」が乗った素晴らしい自己紹介文ができます。
人の心に一番響くのは、あなたの「思い」の部分なのです。
また、もし、大勢の人が集まる場で、自己紹介をするのなら、もう1つポイントがあります。
それは、主催の方への「感謝」、そして、そこに集まった方へ「お会いできてうれしいです」という「感謝」を付け加えることです。
ここは、多くの人が自己紹介に一生懸命になるあまり、見落としがちです。
だからこそ、大勢の人の前で自己紹介をする際には、必ず感謝の言葉を入れる。
これで、いっそう人の心に響く、素敵な自己紹介になります。
以上が、第2章のまとめになります。
皆様の人生にとって役立つ話も多かったのではないでしょうか(^▽^)
ここでも、一部内容を割愛しておりますので、気になった方は、下のリンクからご購入の程、お願いいたします<(_ _)>
次回は
第3章 人に嫌われない話し方
です。
ではまた(@^^)/~~~