カニコロ図書

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人は話し方が9割 5-3

どうも‼カニコロです(^▽^)

 

今回の書籍は

人は話し方が9割

です。

  

毎回言いますが、こちらの書籍は、2020年上半期 1番売れた会話の本!

ということで、こちらをご紹介いたします。

 

第2章 「また会いたい」と思われる人の話し方

こちらをまとめていきます。

 

●「うまく話そうとする」から話せなくなる

 話し方において「うまく話せるスキル」は、一般の会話においては、必須条件ではありません。

流暢に淀みなく話せるようにならなければ、と思っている人が多いようですが、一番大事なのは、あなたの思いやスタンスです。

 

「何を伝えたいか」「どういう意識で相手と接しているか」

こうした内面は、必ず会話にもにじみ出ます。

 

それをわかったうえで、自分自身がどういう言葉を選択するか。

そこが、人の心に響く本当の話し上手になれるかどうかの分かれ道です。

 

流暢に話すことが苦手な人は「うまく話そう」と思わなくてもいいのです。

逆にあなたの美しい内面が、余計な焦りによって、悪い印象に代わってしまったら、これほどもったいない話はありません。

 

話すことが苦手なら苦手と、開き直ってもいい。

流暢に言葉が出てこなくても、焦らなくていい。

じっくり言葉を選びながら、ゆっくり話せばいい。

 

そう思って相手と向き合えば、通じるべきものは必ず通じます。

言葉は、コミュニケーションのツールなのですから、言葉を通じて思いが伝わることが最も重要です。

 

そう考えれば、たとえ流暢でなく、言葉数が少なかろうと、ゆっくりじっくり話し、真意を相手の心に届けることができる人を、本当の話し上手と呼んでいいのではないでしょうか。

 

皮肉な話ですが「うまく話そう」と思えば思うほど、相手に「もう会わなくていいかな」と思われるきっかけを作ってしまうものです。

 

押したら引かれる。

これは、人間関係の基本的な力学です。

 

「うまく話そう」という姿勢が透けて見えると、多くの場合、相手は「自分に取り入ってメリットを得ようとしている」と受け取り、気持ちが離れてしまうのです。

 

常に心掛けておくべきことは「自分の話したいことではなく、相手の求めている話をする」ことなのです。

 

決まりや正論で動いているように見える世の中のほとんどは、じつは感情に基づいて動いています。

なので、ビジネスでも、友人関係も、コミュニティも「好き嫌い」がすべてです。

 

そういう意味では「正しい話」ではなく「好かれる話」をする。

それが「また会いたい」と思われる人になる1番のキーポイントになります。

 

たとえば、あなたが営業とした場合、同じ商品でも、お客様に好感を持たれなければ、お客様はあなたから商品を買おうとは思いません。

最終的にものをいうのは、人として好かれるかどうかなのです。

 

自分が売りたいものについて、一方的に話してしまうと、どんなに素晴らしい商品でも売れません。

 

そうではなく「お役に立ちたい」という気持ちをもって話すと、もれなく相手の要望に応える話、好かれる話ということになります。

 

すぐに、自分の仕事に結びつかなくても「前に、こういうことで困っているっておっしゃっていましたよね。実はこんな情報がありまして・・・」

と、相手にとって耳寄りな話をする。

 

一見、非効率に思えても、相手優先で「好かれる話」をする人こそが、ゆくゆくは大きなチャンスをつかむのです。

 

ここを察し、相手にとって必要で喜ばれる話をできる人が、最終的には大きな利益を手にするのです。

 

また、「沈黙はダメなこと」と思っている方も多いと思います。

その呪縛から、一刻も早く解き放たれましょう。

 

話し方の講座をしていると「会話の難しい人と距離をうまく詰めるために」学んでいる人が多いことに驚きます。

しかし、運動でも共通して言えることですが、いきなり有段者の真似をしても技術は上達しません。

 

会話の難しい人との距離を無理に詰めなくていい。

もっといえば、今の時点で会話が難しい人とは、話さなくてもいいのです。

 

まずは、自分の話しやすい人だけと話すことで会話力を磨いていく。

そのためには、あなたが話しやすい人との時間を増やしていく。

ということが、一番の近道なのです。

 

ゲームでも映画でもそうですが、いきなり『最後のボス』を倒すことはできません。

まずは、あなたが話しやすい人、質問しやすい人、あなたの話に共感してくれる人を相手に、小さな成功体験を積み重ねていくことから始めていきましょう。

 

あともう1点、この人と「楽しくコミュニケーションを取りたいな」と思ったときに有効なのが「失敗談」です。

 

多くの人が、何らかの形で失敗し、悔しい思いをしてきています。

そこで、誰もが持っている失敗談を集めて、ネタにしてしまえばいいのです。

 

そのためには「マイしくじりリスト」を作成することです。

過去にさかのぼって、恥ずかしくなることや、昔の失敗話を思い出してリスト化しましょう。

 

失敗談というものは、人の共感を生み出すものです。

恥ずかしい過去をカミングアウトすることは、決してあなたの評価を下げることにはなりません。

 

そこをさらけ出して、笑いに変えることができるあなたに、人は大きな安心感を覚えます。

 

念のため付け加えておくと、あまり晒したくないことまで話しましょう。

ということではありません!

 

あくまで、あなたのなかで笑える程度の失敗談を思い出して、リスト化してください。

 

 

●褒め方にもコツがある

人を褒める。

このことの大切さを感じている人は少なくないでしょう。

話し方教室でも「とにかく人を褒めましょう」ということを伝えない教室はないくらい、褒め方というのは大きなテーマです。

 

確かに人を褒めることは、会話においてとても大切なことです。

しかし、人はその奥にある、言葉を発する人の気持ちを感じ取るセンサーも持っています。

 

褒めることは大切なことですが、やたら褒めても、必ずしもうまくいくとは限りません。

 

あくまで大切なのは、相手が何を大切にし、どこを褒められるとうれしいのか?

ここをしっかりと観察し、心から褒めることにあります。

 

ここでは初対面ではなく、ともに時間を過ごしている人を褒めるとき、あなたに、絶対に習慣化してほしいキーワードをお伝えします。

 

それは「やっぱり」です。

 

「やっぱり、美味しい」

「やっぱり、成功すると思ってたよ!」

「やっぱり」には、ものすごいエネルギーがあります。

 

この言葉には「普段から思っていたけど」というアンダーメッセージが含まれているのです。

 

次は、褒め方です。

日本人は面と向かって褒められることが、あまり得意ではありません。

 

褒められたら謙遜。

この文化が、知らず知らずのうちに染み込んでいるのです。

 

では、どうすればいいのか?

それは「独り言でつぶやくこと」です。

 

面と向かって言われるのではなく、目を合わせずに独り言のように、ぼそっとつぶやかれる。

皆さんもタイミングの会う時に、ぜひ使ってみて下さい。

 

 

●一生使える自己紹介の作り方

初対面や会合にはつきものの自己紹介。

時間にすれば、たいてい1~3分ですが、これが苦手という声もよく耳にします。

 

その多くが「何を話していいのかわからない」という悩みですが、社会に出ると、何らかの場面で、自己紹介を求められます。

そのためにも、自己紹介は前もってきちんと準備しておくことです。

 

ここでは、ずっと使える自己紹介の準備法を紹介します。

 

・心に響く自己紹介の作り方 3つのステップ

 

1.自分史を書く

自分の誕生から、現在に至るまでの歴史を「箇条書き」で書き出す。

 

2.プロフィールをまとめる

出身地、出身校など余分な情報を省きながら、自分史を簡略に「文章」でまとめる。

(もちろん、出身地や出身校を伝えることが有意義な場合は入れる)

 

3.キーワードを絞り込む

「なぜ、今の仕事をしているのか?」

「今の自分は、どんな喜びや、やりがいを感じているのか?」

などを考えながらプロフィールから、今の自分を表すキーワードを導く。

 

自己紹介の時に、言葉が詰まってしまうのも、ダラダラ長くなってしまうのも、自分で自分のことをわかっていないこと、そして「今の自分をズバリで表現する言葉」を見つけていないことが原因です。

 

まず、自分史からプロフィールをまとめ、そこからキーワードを絞り込む。

すると、単なる「略歴」ではない、自分の「思い」が乗った素晴らしい自己紹介文ができます。

 

人の心に一番響くのは、あなたの「思い」の部分なのです。

 

また、もし、大勢の人が集まる場で、自己紹介をするのなら、もう1つポイントがあります。

 

それは、主催の方への「感謝」、そして、そこに集まった方へ「お会いできてうれしいです」という「感謝」を付け加えることです。

 

ここは、多くの人が自己紹介に一生懸命になるあまり、見落としがちです。

だからこそ、大勢の人の前で自己紹介をする際には、必ず感謝の言葉を入れる。

これで、いっそう人の心に響く、素敵な自己紹介になります。

 

 

以上が、第2章のまとめになります。

 

皆様の人生にとって役立つ話も多かったのではないでしょうか(^▽^)

ここでも、一部内容を割愛しておりますので、気になった方は、下のリンクからご購入の程、お願いいたします<(_ _)>

 

次回は 

第3章 人に嫌われない話し方

 です。

 

ではまた(@^^)/~~~

 

 

人は話し方が9割

人は話し方が9割