どうも‼カニコロです(^▽^)
今回の書籍は
人は話し方が9割
です。
毎回言いますが、こちらの書籍は、2020年上半期 1番売れた会話の本!
ということで、こちらをご紹介いたします。
第4章 人を動かす人の話し方
こちらをまとめていきます。
●人を叱る時は、相手への「敬意」を忘れずに
人を叱る時や悪いことを指摘するときは、どうしたらいいのでしょうか?
「相手の存在を尊重する」
言いにくいことを言う時も、この原則は変わりません。
むしろ、意識的に敬意を伝えるべきです。
高圧的な物言いで、力ずくで相手を動かすことは現実的には可能でしょう。
しかし、それは「強制」であり、強制では相手が自分で考え、いい方向に向けて行動を起こすことはありません。
相手が部下であれ後輩であれ子供であれ、こちらが敬意を込めて接してこそ、本当の意味で一人前に育ち、自由に羽ばたいていけるのです。
まず、言ってはいけない言葉は
「君はダメだ」
「君のやっていることには意味がない」
この2つです。
「君はダメだ」は、相手の人格を否定してしまっています。
「君のやっていることには意味がない」は、相手から行動の「意味」を奪ってしまっています。
では、敬意を込めて叱るコツとは何でしょうか?
ポイントは、まず、頑張って物事に取り組んでいた相手をねぎらうこと、そして相手の意図に理解を示すことです。
そしてもう1つ「自分が相手に対して、どれだけ敬意と期待を抱いているか」という視点を盛り込むことです。
最後に「大丈夫、君ならできるとわかっているから」と、あらためて期待を伝えることです。
そうすれば、相手は叱られても自信を失うことも委縮することもなく「よし、次こそは期待に応えるぞ!」と奮起します。
最近は「パワハラ」「モラハラ」というコンプライアンス観が普及したこともあり、部下をどう叱ったらいいのか悩む上司が増えています。
しかし、どんな時代でも相手の将来を考え、敬意を込めた叱り方のできる人は、必ず人から慕われます。
叱る時こそ、相手への敬意とねぎらいを忘れないようにしましょう。
逆に、自分が叱られたときにどんな態度をとるのか、言葉を発するなかで、周りの印象も評価も大きく変わってきます。
「すねる」「いじける」「ふてくされる」
これは絶対に避けたい態度です。
言い訳を並べるのも、よくありません。
そして、最も重要なのは、叱られた後にどうするかです。
「何も言わないほうがラクなのに、労力を払って指摘してくれた」
そう考えると本来、叱られるというのは大変ありがたいことなのです。
つまり、感謝こそすれば、すねる、いじける、ふてくされるという態度にはならないはずです。
したがって、成長する人は、叱った人に対して次のようなことを伝えます。
「私のせいで○○に言いづらいことを言わせてしまいました。 申し訳ありません。大変勉強になりました。ありがとうございます。」
ポイントは「謝罪」と同時に「感謝」を伝えることです。
さらに、ダメ押しとして次の言葉を付け加えたら、相手はあなたの応援団に変わります。
「今度からはできるように精進いたします。ただ、忘れやすいたちなので、万一同じことをやりましたら、その時もご遠慮なくご指摘ください」
意識は言葉を変え、行動を変えていく。
単に、その場で発する言葉だけでなく、その言葉に影響されて起こした行動や成長ぶりによって、あなたの印象は大きく変わります。
●悪口は、言わない、聞かない、関わらない
生きている以上、私たちはいろんな人に出会います。
その中でも厄介なのが「悪口好きな人や、批判が趣味のような人」です。
二人きりで話しているなど、どうしてもその場から離れづらいケースがあります。
その時は、愚痴や悪口を言うことを「あきらめさせる」のも1つの方法です。
愚痴や悪口を言う人は、その話題で盛り上がることに快感を覚えます。
そのために、あえて「別の話題を振る」というのが、最も効果的です。
「話がかみ合わない感じ」を、演出すればいいのです。
話を逸らすことが目的なので、他愛のない話題で構いません。
「別の話題を振る」ということ自体は小さなコツですが、結果的に、ネガティブ発言ばかりの人を遠ざけることができ、日常的な快適度が増します。
愚痴や悪口ばかり言う嫌な相手とは、付き合わない。話をしないことが一番です。
ただ、いつも素晴らしい仲間に恵まれた環境に身を置けるわけではありません。
会社や町内会、コミュニティやママ友など、どんなに嫌いでも、そこにいなければならないといけないケースは少なからずあります。
そんな時は「逃げる」というのは立派な選択肢です。
例えば、移動願いを出したり転職活動を始めたり、町内会やPTAと距離を置くことが必要でしょう。
しかし、その選択肢を取る前にできることがあります。
それは「その状況を笑い話に変えてしまうこと」です。
イヤな人のことを笑い話に変え、その人から受けるダメージを最小限に抑えるというのは、小手先の枝のようでも、有意義だと言えます。
ただ、あくまで自分の心を軽くすることが目的なので、言いすぎて悪口大会につながらないように注意してください。
また、必要以上に高圧的に支配しようとする人も結構います。
そういう人から身を守るには、その人の言葉をまともに受けないことが大切です。
そこで必要なのが「どう話すか」よりも「いかに話さないか」です。
つまり「反応しないこと」が、最大の防御になります。
特に高圧的なタイプの人は、支配したい相手の反応を見たくて、過剰に高圧的に接してくるところがあります。
なので、あえて「反応しない」という選択をするわけですが、これがなかなか難しい。
そこで、反応しないコツをお伝えします。
それは、心の中で
「はぁ、あなたはそう思うんですね」
「へぇ~、そんな考え方もあるんですね」
と唱えることです。
つまり「私は、そうは思わないんです」と、相手と自分の間に、がっちりと強固なラインを引いてしまうのです。
こうして「反応しない練習」を重ねると、やがて相手は、あなたの反応の薄さに諦めるかもしれません。
どんなにいい空間に身を置こうと心掛けたとしても、年に数回は飲み会などで不平不満、悪口で盛り上がる人たちが目の前に現れます。
その時は「具合が悪い」と言って中座してしまうことです。
ただ、こうした場に少しでも居合わせた際に、注意してほしいことがあります。
それは「絶対にその人たちをその場で変えようとしない」こと。
「ねぇ、せっかくだから楽しい話をしようよ」
「いい言葉がいい人生を作るんだよ」
などと言わないこと。
1000本の矢があなたに向かって飛んできます。
また「そうなんだ、ひどいね」という同調もやめましょう。
あなたも巻き込まれてしまいます。
悪口を言う人、特にそれが頻繁な人は心のどこか乾いているのです。
自分の中の心の穴を埋めていくために、誰かの悪口を題材にして自分を満足させようとしてしまうのです。
大切なのは「周りが言ってもあなたは言わない」こと。
せっかく大切な時間を使ってその場にいる以上、気づきを増やして自分のブレない軸を作ってください。
●運のいい人たちが使っている口癖
日本人の一番好きな言葉をご存じですか?
それは「感謝」の言葉です。
「ありがとう」「おかげさま」「感謝しています」
これらの言葉は、あなた自身の気持ちがさほど込もっていなかったとしても、口癖にしておいて損はありません。
コミュニケーションの上手な人は、折に触れ、感謝の言葉を口にしています。
自分の言葉を一番聞くのは自分自身。
そして、自分の言葉を聞くとき、心は無意識状態ですから、奥底にその言葉がストレートに入っていきます。
ですから「いい言葉を口にする、口癖にする」ということは、精神衛生上、ものすごくプラスの効果があるのです。
あなたは褒められたとき、どういうリアクションをしていますか?
「すごいね!」「奇麗だね!」
人から言われたとき、おそらくほとんどの人が「いやいや、そんなことはありませんよ」と、謙遜しているのではないでしょうか?
しかし、褒めた相手としては、あまりに謙遜されると、それ以上褒めることができなくなってしまいます。
特に、誠心誠意ほめてくれる人なら、なおさらのことです。
その時は、素直に「わぁ、嬉しいなぁ」「そう?ありがとう」と言って、相手の気持ちを受け取りましょう。
褒め言葉は、言葉という形のプレゼントです。
褒め言葉を受け取り、感謝を伝える。
コミュニケーション上手な人が何気なく使っている、感謝の言葉と褒め言葉の受け取り方をぜひ観察してみて下さい。
以上が、第4章のまとめになります。
「人は話し方が9割」
内容は以上になります。
一部内容を割愛しておりますので、全部読んでみたいと思った方は、下のリンクからご購入の程、お願いいたします<(_ _)>
この本も非常に読みやすく、すぐに実践できるのでオススメの1冊です<(_ _)>
あとがきも素敵だったので、最後にあとがきの一部を抜粋して終わります。
「相手の気持ちを考えて話をしよう」
この本でも何度も伝えていました。
相手の立場を考える話し方ができるかどうかで、その人の人間性が決まります。
相手の立場に立って話すことは、なかなか難しいことです。
ですが、練習法があります。
その方法は、謝罪会見や誰かが重大なミスを犯して大変な時、自分にこんな質問をするのです。
「もし自分がこの人の立場だったらどうするだろう?もしこの人が目の前にいたらどんな声を掛けるだろう」
この練習を繰り返すと、自然に物事を自分軸からだけでなく、相手軸から見ることができるようになります。
私たちは普段から、どうしても自分軸で動いてしまいがちです。
しかし、この意識を少し抑え気味にして、相手軸で話をするようにすると、あなたのファンはどんどん増えていきます。
そうすることで、あなたの視野、話し方の世界はどんどん広がっていきます。
「(相手が)幸せでありますように」
この思いに勝る話し方のスキルは存在しません!
ぜひ使ってみて下さい(⌒∇⌒)
ではまた(@^^)/~~~